2011年7月8日金曜日

時期尚早


「ミイリ、夏だね~」
「夏ね…」
「なんでも作者は貧乏性の極致に達しているらしく、エアコンを点けっぱなしにして寝たぐらいで熱中症らしき症状になって丸2日は体調が悪かったらしいよ。ちなみにエアコンを点けて寝たのは生涯で2度目だとか」
「…なんというか、身体が丈夫なのかそうでないのか分からないわね」
「それでこの気の早い『暑中見舞い落書き』はスタミナがつくように自身のスタミナを削って描いたらしく、制作中、念頭には土用の丑の日が渦巻いていたとのこと。『色合いや雰囲気にはそれが滲み出ている筈』とそれはそれは偉そうに涎を垂れ流していた、まる」
「わたしはウナギかっ!――あと、その紙はなんすか」
「台本」
「…他には何が?」
「『先日、aikoのCDを聴いていたんですが、歌詞に出てくる《ツルカマウ》って何ですか? 食虫植物かなにかですか? 気になって自炊ができません。ペンネーム:食用じゃない味醂さん』から」
「誰がみりんか、誰が。それに『飛行機』の歌詞は《ツルカマウ》じゃなくて《鶴が舞う》だ。自炊なんて普段もしないクセに」
「えーと…、『さっすがDJミイリ!』」
「……まさか、それを声優陣に配るワケじゃ…」
「まっさかー、うふふふふ。『――昔の大食い選手権では食べられなくとなると裏にハケてゴミ箱に(ピーーー!)していたらしい。なので、鱈腹パンを食べた私は今から部屋を出てトイレにい…』」
「やめて」
「ミイリに止められた場合の分岐は…ええと…、『その場でビニー…』」
「…悪いけど、わたしはそういう特殊な性癖は持ってないから」
「そう。でもまあ、吐くほど食べた事なんて今まで生きてきた中で2回くらいしかないかな~(もぐもぐもぐもぐ…)」
「…………」
「? 何か言いたそうな顔してるけど」
「…暑いわね、レイチェル」
「暑いね~」

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